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ひのきビートルズ000051217
鎌谷クラブ0000000
スコアラー代理です。
ベイサイドカップ第6戦は…ついに来た…
ベイサイドカップのディフェンディングチャンピオン!
相模原の超強豪、ひのきビートルズ!!
この夏一番と思われる猛烈な暑さの中、大自然に囲まれた城山湖のほとりへ遠征だ。
4回までは両者無得点の我慢比べ…しかし5回表にあえなく決壊した。
そのきっかけは4回裏の攻撃にあった…。

遊)あおい
二)たかよし
一)しゅう
捕)たつま
投)たつき
中)たくみ
三)しょうじろう
右)とくむね
左)ゆうた

 

途中交代:たくみ→りゅうた


バッテリー
たつき(4回1/3、92球、3安打2 失点、四死6、4K)-たつま

しゅう(2/3回、36球、2安打6失点、四死5、0K)-たつま

しょうじろう(1/3回、22球、0安打4失点、四死4、0K)-たつま

たかよし(2/3回、28球、2安打3失点、四死3、1K)-たつま

 

超強豪に胸を借りる一戦。圧倒的な力の差の中、もし鎌谷にわずかな勝機があるとすれば、

①泥臭くても大事に1点を取ること

②粘り強く守って最少失点に抑えること

つまり、「ロースコアゲーム」だった。

4回表まではプラン通り。毎回ランナーを出すも、粘り強く守って失点をゼロに抑えた。スコア上はでき過ぎ。しかし灼熱の中飛ばし気味のたつきは、球数もかさみ徐々に疲労がたまっていく…

 

そして4回裏、先頭2番たかよしが粘って相手が出したこの試合唯一の四球をもぎとる!虎の子の先頭ランナー。ネクストバッターには「待て」のサイン。たかよしが大きなリードでピッチャーにプレッシャーをかける。ピッチャーが2つ牽制を入れる。牽制、クイック…「走れる!」ベンチもたかよしも確信した。すかさずたかよしに盗塁のサイン。最高のスタート!次の瞬間、バッターが初球を強振しファウルチップ!?

 

サ イ ン ミ ス !

 

この場面、バッターに求められたのは積極果敢なバッティングで気持ちよく長打を打つことじゃない。バッターと、ランナーと、監督が「会話」しながらランナーを先の塁に進めることだったはず。結果論じゃない。この「会話」ができないようでは、強いチームから点を取ることなど夢のまた夢だ。結果は2球目をセカンドゴロ2塁封殺、たつまは良い当たりも6-4-3のゲッツーでチャンスはあっという間に消えうせた。

勉強のベイサイドなのでまた「たられば」の話をしよう。たかよしが走ってい「れば」、セカンドゴロは進塁打となりたかよしは3塁に進んだ。送りバントだってできた。次の強いショートゴロが前進守備の間を抜き先制できる可能性は十分にあった。全然違う試合になっていたかもしれない。

 

チャンス消失で流れは一気にひのきへ。相手は幸運な当たりの内野安打を送りバントで「きっちり」2塁へ進める。続く打者が四球を選ぶと、外野への大飛球をバンザイで先制の2点が入った。続く打者に四球で既に100球近く投げていたたつきは力尽き降板。大勢は決した。。。

 

先頭打者を進めることができなかった鎌谷と、きっちり2塁へ進めたひのき。結果のスコアだけ見ると一方的なワンサイドゲームだけど、最初からそうだったわけじゃない。緊迫したゲームがワンサイドゲームになる「きっかけ」が確かにあった。このサインミスは記録には残らない。でも、試合を決する大きな出来事だった。監督コーチは、思い切ってプレーしてくれれば三振してもエラーしても全然かまわない。でも、「次のプレーの準備」や「サインプレー」は、体が小さくても、技術が足りなくてもできる。そこで負けるのはとても悔しい。君たちはどう感じる?

 

試合の後、猛暑の中見に来てくれた代表から「今日のひのき戦の感想」を紙1枚でまとめて合宿に持ってくるように、と宿題が出た。自分たちの反省でもいい。ひのきのすごいところでもいい。自分で考えてまとめてみよう。今日は、滅多に戦えないすごい相手からいい勉強ができたな。しっかり振り返って、この経験を秋の大会につなげていこう!

 

 

(おまけ)

灼熱の中、守りの時間が圧倒的に長い2時間のゲームで、180球の荒れ球を受け続けたたつま…ほんとうにお疲れさま。ピッチャーは交替できてもキャッチャーは替えてくれないもんな。見かねたひのき監督がタイムをとって「キャッチャー大丈夫か?給水しなくていいか?」→「大丈夫です!」は立派でした。きっと今日、キャッチング、上達したと思うぞ笑