1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | TOTAL | |
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鎌谷クラブ | 2 | 0 | 0 | 5 | 3 | - | 10 |
保土ヶ谷ベアーズ | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | - | 4 |
二)たかよし
右)たくみ
投)しゅう
捕)たつま
一)たつき
遊)あおい
中)ゆうき
左)ゆうた
三)しょうじろう
途中交代(ゆうた→とくむね→つき→あきら、たくみ→りゅうた)
バッテリー
しゅう(1回2/3、35球、1安打1失点、四死3、1K)-たつま
たつき(3回1/3、65球、2安打3失点、四死4、1K)-たつま
1回表
相手サイドスロー投手攻略にはまず球を見よう!
たかよし、たくみはしっかり四球を選ぶ。たかよしはモーションを盗んで二盗。
1,2番でノーアウト1,2塁を作ると相手捕手の暴投でたかよしが生還、たくみも三塁を陥れる。しゅうが3球三振後、打席は4番たつま
ライトに大飛球。犠牲フライには十分!これで2点目!!
たくみ、なぜかハーフウェイに飛び出して打球を見ている!大慌てで三塁に戻るたくみ、、
まさに凡走塁!犠牲フライ成立ならず、、
その後たつきの打席でワイルドピッチで生還するも
なんだかフワフワした2点目が入る
1回裏、しゅうは三振、遊ゴと5球でツーアウトを取るも四球病発生。。連続四球とボークでランナーを溜めるもなんとか0点に抑える
2回表、6番あおいライトフライ、ゆうき、ゆうたの5年生コンビ豪快な空振り三振、、
「なんかバットに当たる気がしねぇな、、」とは監督。
2回裏、あおいのナイスプレーで一死後、内野安打、そして8番にストレートの四球を与えたところでしゅうは降板。
「下位に四球」これを克服する投球術を磨け、しゅう!
リリーフのたつきはしっかり打たせて行くも、ライトへの打球をたくみが後逸、さらに遊撃内野安打で2失点。しかし、2塁牽制でアウトをとり、捕手たつまも三塁ランナーをしっかり刺すなどなんとか2失点に収めた。
ピリッとしない試合が動いたのは4回表鎌谷の攻撃から
打ちあぐんでいたサイドスローから投手が替わってまずはたつきがしっかり四球を選ぶと盗塁でノーアウト二塁。
まずはあおいが絶妙なバント安打。一塁転送を見てたつきがホーム突入!1点!
ノーアウト二塁のランナーの見本!
鎌谷の約束!
それやたつき!
あおい、俊足を活かして悠々の二盗後、ゆうきが三飛に倒れてワンアウト二塁
豪快な空振り三振に屈したゆうたにかわって代打とくむね!
あおいが俊足で三盗を決めた後、クソ詰まりの打球もしっかり振り切りこれが一塁内野安打。あおいがランナーならバットに当てればなんとかなる!せこい野球で2点目!
続くは第1打席空振り三振のしょうじろう、9球粘って四球をゲット
せこい!しかし良い!
ワンアウト1,2塁で打順はたかよし
相手ボークでワンアウト2,3塁に場面が変わると、とくむねがワイルドピッチで果敢にホーム突入!スライディング!相手ミスに乗じて3点目!
場面はワンアウト三塁に。さぁ、もういっちょ「俺たちの約束」
バッターはたかよし。
バッティングフォームも何もない!アホほど叩きつけて三塁内野安打!
その間にしょうじろう生還! こすい、こすい4点目!
たくみの打席でたかよしが二盗で場面はまた「ワンアウト二塁」だ、まだいくで!
たくみが絶妙な投前バント安打!一塁転送を見てたかよし当然のように一気にホームイン!
四球、盗塁、バント、どん詰まり内野安打、、泥臭く泥臭く5点!
これはいやらしい鎌谷!
4回裏
いやらしく5点をもぎ取った直後、ここをしっかり抑えたい
簡単に投ゴロで一死から
たつき6番に四球
たつま後逸し振り逃げ三振を許す
しょうじろうエラー
たかよしエラー
おい、
エース
主将
副主将2名
の合計4名様!
おまえらだけで2失点!
おまえらな、背中に何番つけて、袖に何を縫いつけてもらって試合でとるんや一挙5点で突き放した直後こそ、しっかり抑えたいやんか!反省や!
スカッと勝利したい鎌谷は5回
あおい、驚足バント安打&盗塁
ゆうき、負けじとバント安打&盗塁、あおい二塁から一気に生還!
途中出場のとくむね「バントだけちゃうぞ!」と火を噴くレフト前
でチャンス拡大。つづくしょうじろう投ゴロの間にゆうき生還!
たかよし、当然のバント安打で繋げると相手エラーでしょうじろう生還!
ヒットらしいヒットはとくむねのレフト前1本のみ
3,4,5番はノーヒット
それでも10得点
打てず、ピリッとしない部分もあったがしっかりと勝利をした
二区親善、1回戦突破や!
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「俺たちの野球の約束をよく実践した」という声も「防げるミスを防がないとトーナメントで連勝なんて出来ないぞ」と言う声もコーチ陣からはあった。
試合後の練習の後、代表は静かに言った。
「ルールの中で、点の取り合いをするのが野球だ」
「相手がいやがることをやるのが野球だよ」
「でも6年生、ピリッとしなかったな。プレー、声かけ全ての面で5年生を支えたか?」
こういう試合もええやんか。でもこの試合から君たちが学ぶことがある。そういうことを代表は言っている。
そう、「1点」についてや。
もちろんホームランは、完璧なタイムリーは野球の華よ。
だけれど、隙のない走塁や、いやらしい野球でとった1点も、相手ミスでもらった1点も、ソロホームランと同じ1点。それはわかるやろ
「1点は1点」攻撃陣はこの言葉を思え。チームが勝つにはどんなことをしても点を取る。わかるな?今日はそれが出来たと思う。
けれどもしゅうよ、たつきよ
ホームランを打たれた、タイムリーを打たれた1点と、今日みたいに点取ってもらった直後に四球連発で味方の守備陣のリズムを崩してとても嫌な形で奪われる1点は同じか?「違う」やろ。
「どんどん打たせろ!取ってやるよ!」「おまえがオーバーフェンス打たれちゃしかたがねぇ、みんなで取り返してやるよ」そう味方に思わせる投球、失点と、ただの独りよがりの投球、その結果の1点は同じ1点ではない。それは今日解ったはずだ。
さっきおっさんは
「1点は1点だ」といったじゃないか?とおもうかもしれない。
そうだ、はい、言いました。でも
「1点は1点ではない」ともいえるのだ。
あなたは私であって、私はあなたであるが
あなたは私ではなく、私はあなたではない
小学生よ、そういうこともあるのだ。
そう「1点は1点であって、1点は1点ではない」のだ。
野球とは
攻撃と守備、野球は交替でそれがやってくる。そういうスポーツだ。
そのなかで点を取り合って、流れを奪い合う。そういうスポーツだ。
「真理(しんり)」というものさえ、見る方向や立つ位置で違う見え方がする。
「1点は1点であって、1点は1点ではない」
今日の試合でそれがよく分かったと思う。
むずかしいけれど、それは素晴らしいことなんや。
だましあい、ルールのあるケンカ、
結果的に10-9でも1-0でも8-7でも1点上回れば君たちの勝利。
14人の仲間と監督でやるゲーム
野球はおもろいなぁ
今日14人がやっとそろったな。
相次ぐ怪我や風邪などでじつは1試合も全員そろっていなかった鎌谷軍
ポジション争いもやっと「できる」チームになってきた。
こまくても、せこくても、君たちは勝つといい顔をしている。
こまくても、せこくても、勝てば試合の後の練習の密度が濃い。
1点を取る、取られる、そんななかで最後に勝つ
負けても成長は出来るが、勝てばずっと、もっと君たちは成長できる。
それがすべてや。二区親善、保土ヶ谷勢はどこも苦戦している。あの星川も初戦で負けた。
ダークホース鎌谷軍、行けるところまで行こうぜ!