123456TOTAL
レッドホープス01400-5
鎌谷クラブ1035X-9
前回は試合内容、反省点、良かった点などKコーチの分かりやすいブログ更新でした
太宰の「生まれてすみません」ばりに酔いどれブログが復帰!
さぁ新チーム初の公式戦、相鉄沿線大会
先輩達が去年残したベスト4が「ただの奇跡」となるのか、伝統のスタートとなるのか
1回戦で負けるわけにはいかない!

二)たかよし

三)たくみ

投)しゅう

捕)たつま

一)たつき

遊)あおい

右)ゆうき

中)りゅうた

左)あきら

途中交代 あきら→しょうじろう

 

バッテリー

しゅう(2回1/3、57球、3安打5失点、四死3、3K)-たつま

たつき(2回2/3、32球、2安打0失点、四死3、1K)-たつま

 

どうすれば勝てるか、どういう野球をやるのか

相鉄沿線まで去年は練習試合を実に13試合も組んだ。今年は日程の都合もあってたった4試合。でもひたすら練習した。そして走った。隙があれば走る。練習前も後もとにかく走る、同じ練習を何度も何度もやる。

おまえらは息を合わせて、声を張りあげてひたすら走る。実戦経験はほとんど無い。

初めての公式戦、試合前、いや移動前に既に緊張して泣いている選手もいる!

それでも「俺たちの野球」を見せるのだ、なぜなら目の前に試合があるからだ!

 

初回

先発しゅうが先頭を空振り三振、2番3番は「この2人で二遊間を」と強い意志で決定したショートあおいセカンドたかよしがしっかり捌いて片づけた。守備で主導権を握る。

 

その裏、先頭たかよしがフルカウントまで粘って四球&盗塁、たくみがしっかり送り、ワンアウト3塁から「右に転がすだけで先制点」これを入る前からしっかり把握したしゅうが初球を一ゴロで先制

 

去年はとにかく出て、お兄ちゃん達に返してもらうのがたかよしの仕事だった。今年は違う。死んでも塁に出てチームを鼓舞してなにがなんでもホームに帰る、キャプテンとして「うちはこういうチームですねん」を相手に見せつける。

 

しかし四番たつまがレフトエラーで一気に三塁を奪うも5番たつきは初球を凡フライ、、

誰が初球打ち上げろと言った!

そんな野球、練習でも1回もやってないか!

 

完璧な序盤から少し嫌な空気を残して試合は2回

 

先頭にレフト前、盗塁を許してノーアウト2塁

もちろん『熱い野望軍』もまずは1点を奪いに来る!送りバント!

たつまがしっかり一塁転送も、オーバーランしてホームを伺った3塁ランナーを見てなのか、なぜか一塁たつきが三塁に暴投!あっさり同点に、、

 

おい、ボール処理したら走ってマウンドに「持ってこい」や!

練習で化けて出るほどやっとるやんけ!

 

2つの「やってはいけない」を連発したたつき

切り替えられるのか!

 

2回裏

試合前から相手守備陣形を分析せいていた監督は先頭のあおいにささやいた。

「足を活かすぞ、三塁線にバント!駆け抜けろ!」

 

うなずいたあおい、なぜかフルスイングで投ゴロ、、これでワンアウト

ゆうきは四球で出塁もサインが出ていないのに二盗、三盗、、

きみら宇宙から来た転校生か、、

 

結果オーライでできたワンアウト三塁、転がせば、バットに当てれば1点

りゅうた、あきら、連続空振り三振!

 

「俺たちの野球」これが出来れば負けない、良い勝負が出来る

監督はそう考えている、そのための練習をしてタクトをふるっている

でもサイン無視(理解できていない?)、意図をくめていない打席、それがあると手の打ち所がなくなるのだ。おまえらはまだ試合経験がない、だから仕方ない部分もある。

でも試合というのは、特に公式戦は闘いや。流れの取り合いや。「出来なかった」では済まされない。

 

あざわらうかのように流れがあちらに行くのだ。

 

3回表

しゅうの課題である下位打線対策、8番9番に連続四球から崩れて4失点、センターりゅうたもまずい守備が出た。しかしつづくピンチにリリーフたつき!監督は「どげんかせんといかん」と鼻息荒いたつきに試合中に名誉挽回のチャンスを与える。

 

たつまの盗塁刺と満塁から1-2-3のダブルプレー完成でピンチを切り抜ける!

 

3回表終了で1-5の劣勢

 

しかし3回はキャプテンたかよしからの打順

三ゴロかと思いきや激走で相手ミスを誘い意地の内野安打で出塁&盗塁、何が何でも出る!

 

出発前、代表はたかよしに言った

「たかよしは塁に出ろ、どんな試合でも、どんな内容でもおまえは出塁率5割だ、約束だ」

 

今日は2四球1安打で出塁率10割、新チーム後の通算も5割4分

エラー出塁も含めれば7割2分

引退まで代表との「出塁率5割以上」の約束を果たせるか!

 

先頭が出てみんなでつなぐ、たとえヒットやホームランが無くても

この出塁で「俺たちの野球」を俺たちは思い出した

たくみ、しっかり四球

しゅう、三振も振り逃げ成立

ワイルドピッチも誘う

4番たつま、豪快に空振り三振も

たつきが四球で繋いで

あおいが名誉挽回のストライクバント(三塁に取らせたかったけどな)で追加点

泥臭くみんなで繋いで泥臭い3点を奪う。これで4-5の1点差!

 

満塁ゲッツーでピンチを切り抜け、泥臭くジワリと追いつめる

こういう流れを今度はたつきは離さなかった!4回表を14球で締める!

 

試合経験のない子達が「流れの取り合い」で主導権を握りつつある

 

4回裏、相手は投手交代、先頭はりゅうた

監督、相手投手の投球練習を見てなにやらりゅうたに囁く!

 

先頭りゅうた、往年の大道ばりのびっくりクラウチングスタイルで四球を選ぶ

 

渋滞に巻き込まれ会場入りが遅れた途中出場の副キャプテンしょうじろうも四球

たかよし、当然四球

たくみ、よく選んで四球

4連続四球で同点!さらにノーアウト満塁

動揺する相手に追い打ちをかける作戦でしゅうがバントヒットを狙うも投げたバットに打球があたってワンアウト

 

ここで4番たつま、応援に来てくれたおじいちゃんの前で意地の(おまけやで)逆転内野安打!たつきもセンター前で続いてあおいのバントで追加点!

鎌谷軍一挙5点で5-9と大逆転

 

最終回は真打ちたつまの独演会のようなものに

先頭のショートゴロを調子に乗ったセカンドたかよしが取りに行ってあおいの邪魔をするコントをみせればワンアウトから四球で出したランナーの盗塁をたつまが刺す!これでツーアウト

また四球でランナーを出すもそのランナーの盗塁をたつまが刺す!

1イニング2盗塁刺

 

おい!今年の鎌谷のキャッチャー、かなりやばいで!」

全保土ヶ谷の野球軍よ、今年の鎌谷はそうそう走らせてくれまへんで!

次対戦の深見大和昇竜軍さん、はっきりいって盗塁はやめといた方がええですよ、、

うちの強肩、いや狂犬捕手がディックマードックばりにかみつきまっせ、、


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「背の低い子にはなんか投げづらいんっす、、」とはしゅう

じゃあ練習やな!背の低い子を打席に立たせてどんどんストライク投げる練習、それをやればええんや。パンがなければケーキ、上等や!あおいもや!三塁線バントだけ1時間、やるで!サインミスをしたゆうき、しっかり覚えよう。あきら、りゅうた、あの三振はなしだ。練習や。

相鉄沿線、先輩が残してくれたハードルは高い。チームの色も全然違う。けれど鎌谷イズムは引き継いでいる。来週までに出来ること、今日学んだこと、それを着実に消化していこう。そして走ろう。おまえらは走っている、息を声を合わせて走っている。

 

そこに夕日があれば、おまえらはそれに向かって走るしかないのだ。