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鎌谷クラブ0000100-1
レッドホープス012010X-4
負ければ終わりの県小連トーナメント、毎週末の台風や運動会で実に4週ぶりの試合、というか野球。6年生「名勝負数え唄」も最終章。もう「俺たちの野球」を見せて貰うしかない

バッテリー ゆうのすけーひろき
投)ゆうのすけ
右)けいた
三)かえで
捕)ひろき
左)りょうた
二)アレックス
中)しょうじ
三)かずき
一)なおき
(途中出場 しょうじ→たつき、りょうた→たかよし、たつき→たつま、かずき→きんのすけ)

 


1回表
先頭ゆうのすけ、初球を鮮やかにレフト前
おまえは初球打ち、ホント好きだったよな。サインに首を振ってでも初球から行ったこともあった
なぁなんて感慨にふけって試合を見ているとゆうのすけ、牽制死、

けいた、バントは結局できなかったな。苦手だったもんなぁ。粘ったけれど空振り三振

かえで、やっぱりランナー溜めてお前じゃなきゃ「おいしく」ないよな。遊ゴロ、、

こうしてしみじみしている間に三者凡退。

 

1回裏
先頭内野安打で出塁を許すもかえでの好守連発で無失点!固い守備で流れを持ってくるか?

 

2回表
先頭ひろきが2球目をしばく!レフト前!パスボールで二進
りょうたフルカウントから見逃し三振、アレク投ゴロ、しょうじ三球三振
ひろきが出た。ここは「いやらしく1点」欲しかったけれど結局そういう野球は出来なかったな。
ビッグイニング野球がお前達の特徴だったよな。

 

2回裏
先頭四球からヒット、四球でノーアウト満塁のピンチ
8番を三振にとってワンアウト
そして9番を投ゴロに打ちとった。
「ホームゲッツーで無失点、ノーアウト満塁って点が入りにくいものだなぁ」なんて
思っていたらなんとゆうのすけが一塁に転送!痛恨の凡ミスで1点を献上
アウトカウントを間違えたのか、回りが声をかけなかったのか、、
とにかく先頭に四球から凡ミスで1失点!

 

3回表
かずき凡退後、なおきが見事に三遊間をぶち抜いた。理想的な流し打ち、三遊亭直兄
「見せてくれたかなおき、、」さあ同点逆転だ、、

なおき、牽制死、、、


3回裏
ゆうのすけ、先頭を三振に打ち取るも3番にレフトに本塁打を浴びる
さらに二死からのセンターへのライナー性の打球をしょうじが後逸!
中継で3塁に転送されたボールをかずきが「バッタ取り」で後逸!
三塁打+ボールデッドで1点

しょうじ、かずき、あれじゃ投手がかわいそうだな、、

4回表はお互い無失点で切り抜けて5回の攻防に

 

5回表
先頭りょうたがセンター前で出た!困ったときは、策が尽きたときは必ずお前が打った。そういうチームだったなぁ。さらにアレックスが三失で出る。

大量得点の臭い、、

ハンバーグエビフライのにおい、、

 

 

代打たつき 空振り三振
かずき 空振り三振
なおき 空振り三振

 

 

結局ワイルドピッチの間の1点のみ、

ハンバーグ、エビフライ、、懐かしいなぁ、、、、

 

 

5回裏、先頭をレフト前で出すと、内野ゴロの間に1失点

6回表
二死からかえでが意地の右中間2塁打!お前の右方向、俺ほんま好きや。でも「打点お化け」
だもんな。ランナー、いなかったな。ひろきも3塁内野安打で続くもりょうたこの日2度目の
見逃し三振、、、、おまえがこの流れで打たなきゃ勝てねぇわ、りょうた。


最終7回
アレクセンターを襲う打球は相手センターが好捕!ワンアウト!
代打たつま 空振り三振
代打きんのすけ 空振り三振


県小連は1-4で負けて終了!


話は少しそれるが、「君たちはどう生きるか」というお話のマンガ映画

がつくられるらしいな。


ど真ん中ストレートのタイトルだ。

「本ならまだしもマンガ風情がちょっとうるさいなぁ」
「怒られてるみたいでなんかいやだなぁ」

「いちいちマンガにするところが小ばかにしてないか」
「トトロやらで金ちびるくらい稼いでいるええおっさんがど真ん中に直球ほおってきやがってなぁ」

 

そう思うよな!おじさんはそう思うんだ。

 

あのな、「どう生きるか」なんて偉そうに漫画にいわれても答えはないぞ
俺ならこんな映画見せられたら感想も何も持たずにその日はうどん食って寝るな。

 

ほぼ1か月ぶりの試合、野球、、
きみら目標やファイティングポーズを見失っているだろうと思っていたんだ。
素振りしたとて、ランニングしたとて3週間も開くと色々にぶっているとおもう。

6年生よ

俺はな、これは俺の個人的な思いやけどな

「どう生きるか」なんてどうでも良いんだ。ほっといたって生きているし、腹は減るし、寝るし、野球もする。でもその「そこに普通にある野球」が終わろうとしているんや。だからこと野球に関しては「どう終えるか」「どう死ぬか」「どう散るか」に近い気持ちを持って欲しい、そう思うんや。

最後に「決して忘れられない試合」を見せて欲しい
勝って終わるのか、負けて終わるのか、それは解らない。
というか、どちらでもかまわない。

あいつはあいつの野球をやり遂げよった

全選手がそう監督やスタッフやお父さんお母さんや後輩が思えるプレーをみせて
みせつけて、鎌谷を終われ。男なら「生き様」より「死に様」で魅せろ

 

 

高校野球だって最後まで負けないで優勝するのは1チーム
他の4000近いチームは野球は「負けて」終えるのだ。
その「終わりざま」にそいつの人生、そいつの野球は見えるのだ。

 

「県小連、終わりたくない!」泣きながら鼻水垂らしながら打席に立つ選手は、ベンチから声援を送る選手は誰一人としていなかった。それをどうこうは言わんよ。

試合後、夕暮れのグラウンド脇で食べるおにぎりはたしかに旨い。「生きている」その感覚がおにぎりから感じられる。「生きている」素晴らしい感覚だ。でものこり数試合「死んでみせる!」その気概を君たちから感じたい、そう願う人々がいることだけ、つたえておくで。