相鉄沿線少年野球大会　一軍  相鉄沿線ブロック予選 (2017/2/18 13:00 三ツ境小学校)

バッテリー　ゆうのすけーひろき
先発 投）ゆうのすけ　三）たかよし　左）りょうた　一）かえで　捕）ひろき　中）なおき　二）アレックス　遊）かずき　右）けいた　

 

先制はリトルジャイアンツ

初回、ゆうのすけはキャプテン捕手1番バッターの好打者に８球粘られレフト前
守備の乱れ、犠打で三進を許し内野安打で先制を許す。

一方の鎌谷は初回、１番バッターのゆうのすけが２球目を強振
熱いレフトフライ！
「おまえ、さっき１０分前に先方の１番打者はんに８球粘られてきつかったよな、、ゆうの」

「１番打者やで、い・ち・ば・ん！」

けれどこのゴーイングマイウェーゆうのすけの早撃ちが大逆転劇の伏線となる！

初回は０点か、、ベンチはそう思ったが今日は２番たかよしが冴えた
４球目、低めを巻き付けるように振り抜きレフト前。盗塁も決める

「お兄ちゃん達に助けられてる野球やるんやったら一生そうしてろ！」
「虎は死んだら皮残す。おまえ一人でワンアウト2塁つくってみろや！」

数々の解読不能な叱咤を受けて、たかよしは一人でワンアウト2塁を作った。

３番りょうたは進塁を助ける熱いライトゴロ
（本人によく右に打ったな！考えたな！と言ったらポカーンとしてましたが、、）

 

 

キー坊は子どもが3人おりますねん！といいますが

 

うちにはお化けがおりますねん！

 

「鎌谷町には毎週土日に朝早くから出かけては打点をアホほど稼いでくるお化けがいるという・・」

 

そう、打点お化けかえでのセンター前好打であっさり同点！

2回は四球を出すもピンチを切り抜けたゆうのすけは３回
先頭の一番打者を三失で出すと牽制悪送球、盗塁、犠牲フライで失点
相手の１番が走攻守で魅せる。

さらに４回先頭を四球で出し、バント処理ミスなどでノーアウト２，３塁
７番を三振に取るも８番のスクイズで逆転を許す。２アウト後、またあの
「１番打者」の遊ゴロの処理ミス（ショートエラー）で失点。

「あいつ一人にやられている、ええ野球しとるな、、」

感心している間にじわりと点差が広まった。５回表終わって１対４、、

 

ビッグイニング野球、ハンバーグエビフライ打線の爆発はいつか、、

 

５裏よ

 

先頭アレックス、次打者かずきの打球を相手が失策でノーアウト１、２塁
けいたの送りバント失敗でワンアウト１、２塁

ここで第1打席２球目早撃ちレフトフライ、２打席目は初球センターフライと
「気持ちよう外野に飛ばしとるだけかいな、、」という打撃をみせていた
ゆうのすけがしっかり四球を選ぶ、というか選び出した！
ベンチにとって「宇宙人１番打者」だ。

 

ワンアウト満塁、、
打者は２番たかよし

「内野の頭を越せ！、ゆうのすけの四球に男気を感じろ、かえでに回せ」
いろんな思いがベンチをよぎる。
負けたら終わりのトーナメント戦、先週の練習試合ではチャンスで投ゴロに倒れていた。
じっくり見るもじわりと追い込まれカウント１－２

「２ストライクなら臭いのは行け」
野球ノートにボールカウントとバッター有利不利の表を書いて、ここ1週間
お経のように読んでいた。

「かえでくんにつなぐ。それが鎌谷野球」
スコアを睨んでここ１週間そればかり考えていた。

まさに低めの臭い球！コーチに教わったとおり、ミートに徹したした打球は
監督の言うとおり、二遊間の頭をちょうど越した。

追撃のセンター前タイムリー。

新３番りょうた、熱い三振。まあよかろう。

 

２アウト満塁、かえで、まだ２点負けている。
しかし、点は入るとベンチは確信していた。
「２点差で満塁か、、走者一掃2塁打でちょうど逆転。そうだったらマンガやな、、」
そう思った瞬間、しばいた４球目がセンターを襲う。
かえでのマンガのような走者一掃逆転2塁打！

 

「野球漫画家がいたとしたら、この筋書きはなしよ、、」

 

興奮冷めやまぬなか、５番ひろきの打球は三塁線を襲う。
レフトの躊躇もあり、これが３塁打。かえで生還で５点目

 

悩める６番なおきはしっかり四球を選んだ。
打撃は水もの。ずっとチームを引っ張ってきたなおきよ。
今は暗中模索の時期だが、こうやって四球を選べたのは大きいで。

いままで42打席で四球１、ヒットを重ねてきたが「スランプになると
長いかな」と感じていた。というのはこの「四球の少なさ」にある。
11月23日ぶりの四球。

なおきよ、おまえがフォアボールを取ったのはクリスマスのさらに1か月前や。ながかったな。

明日も負けられへん試合や。なおき、頭に入れとけ。光は見えてるで。

 

相手ミスでチャンスをさらに広げると、今日色々あったアレックスが

とどめのタイムリー！色々あったなアレックス！
ここには書かへんで！

 

４－１の劣勢から５回に６点を奪って逆転！

 

さらに７ー４で迎えた６回
ハンバーグだけでは足らへんやんか、エビフライも行っとけとばかりに
打線に火が付く。

早撃ちでベンチをがっかりさせたと思えば四球でチャンスを広げる打席をみせていた
ゆうのすけ。

「じっくり見ろよ！１番バッターだぞ！粘れよ！」
ゆうのすけ、ベンチの声にコクリとうなずいて打席に入る。

初球をガツン！レフトオーバーの２ベース！
 

初球をガツン！レフトオーバーの２ベース！

くりかえす

初球をガツン！レフトオーバーの２ベース！

「、、、、、、」

「、、、、、、」

「、、、、、、」

まぁええか！おもろいし、、

 

2番たかよし、今日はここまで2安打１四球と絶好調。
粘ってヒット、粘って四球、追い込まれて食らいついてタイムリーと来ている。
さあ、この打席も納豆みたいに粘るか。

初球をコツン！三塁線バント安打！一塁転送中にゆうのすけ生還
「、、、、、、」

「、、、、、、」

「、、、、、、」

この１，２番「二人で粘って最低ワンアウト2塁を作れ」という課題に対してたった２球で１点をもぎ取りやがった。

 

こういうベンチへの裏切り、、

 

 

 

ええやん、ええやんか！

 

もう流れは止まらない。３番りょうた、これも早撃ち２球目を遊安

 

「わかってるやん、りょうた！そう、ここは早撃ちＯＫの流れや。
野球の流れってそういうもんなんや。さすが３番や！（りょうた、ほんまに解ってるんやろか、、、）」

4番かえでも２球目をガツンでセカンド内野安打。ノーアウト満塁。

 

わんぱくくいしんぼう、ハンバーグエビフライ男のひろきに回ってきた。
これも２球目をガツン。２点センター２ベース。
ひろき！男はハンバーグとエビフライや。そういうことや！

後続は断たれたが、この回先頭から

わずか８球で３点を奪う。

これで相鉄沿線ブロックトーナメント初戦は快勝
明日は１月に練習試合で７得点ビッグイニングで逆転勝ちした
明神台との決戦。

監督を、ベンチを、ママ達を驚かせてくれ！

勝つで。自分たちの野球で！