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品川レインボーズ000006-6
鎌谷クラブ000001-1
前回勝利したレインボーズから要請があったリベンジマッチ。見事にリベンジされました
相鉄沿線に向けテストも兼ねた布陣。チームを仕上げていくにはいい勉強になりました。

バッテリー ゆうのすけーなおき ひろき

先発 中)なおき 三)たかよし 投)ゆうのすけ 捕)ひろき 一)かえで 左)りょうた 二)たつま 遊)りょうたろう 右)けいた 

途中交代(りょうたろう→たつき たつき→かずき けいた→しょうじ)

 

不動の1,2番を入れ替え、4番に練習で猛打を放っていた新捕手ひろきを据えての布陣。内野はたかよし、りょうたろう、たつまと4年生がスタメンを張った。

 

試合は投手戦

初回、ゆうのすけは先頭打者を振り逃げで出し、牽制悪送球で2進を許すもサードたかよしの好捕などで0点に抑える。

その裏、新打線の1番なおきが初球を三塁ファールフライ、たかよしが2球目をピッチャーフライわずか3球で2アウト。

 

あのなぁ、、意図を読め、意図を!

なぜなおきを1番でテストしたのか。打ってはいるけど12試合で四球1つのなおきを何とか1番打者にいうてやってるんや。「選ばな!球を!」

たかよしのミスをなおきはカバーできるけどなおきのミスをたかよしはまだカバーできへんやん。二人で最低「ワンアウト2塁」を作る。それが仕事や。なおきが1球でアウトになったらたかよし一人で「ワンアウト2塁」作れるか?なおきは求められることが多いんや。監督が期待してるからやんか。。

たかよしもたかよしやで。おまえはフライ打ったら値打ちゼロや。

1人で死ぬ気で「ワンアウト2塁」作らなあかんやん。

助けられて野球やらせてもろてるのはええ。まだ4年や。でもいつまでもそういう男でええんやったら一生そうしてたらええわ!

この3球はいい勉強になった事でしょう。向こう10年は夢に出るくらい後悔してくれ、よろしくよ。

逆にこの雰囲気の後、しっかり四球をひろったゆうのすけは◎や!でも、その後の新四番ひろきが初球を熱いショートゴロでチェンジ!

、、、、

 

ベンチ動かれへん

 

というわけでこの日は攻撃で良いところなく0行進。

打っては1四球、2ヒットで全打席出塁

投げては5回0封のゆうのすけしか見どころなしかい!

 

ただ、光った選手を上げるとすれば

まずはたつま。2アウト2,3塁、2アウト1,2塁でしっかり四球を選んだ。

レギュラー争い中、打ちたかっただろう。けれどチャンスを広げる四球を選ぶことに徹した。

打率は低くても出塁率はこれで.333。こうやってチャンスをもぎ取っていくんや。

 

そしてりょうた

この日はおまけの「遊安」と8球粘ってチャンスを広げる四球で2打数1安打。

スコアラーがしびれるりょうたの野球。

打率も年明けから上げてきて.295 出塁率に至ってはなおきやゆうのすけ、かえでも抜いて.450で堂々の2位(1位は四死球6を稼いでいるたかよしの.496)

 

四球を選べるというのがいかに重要かがわかるだろう。

でもはなっから四球を選びに行くのはまた違うで。

野球は来たボールをガツンとかっ飛ばし、仲間をホームに迎え入れるスポーツよ。

 

「なんや、四球選んだらレギュラーかいな。ほな振らんとこ、球見たろ」

と一瞬でも思ったやつは一歩前に出ろ。

あのな、お前らはレギュラーかどうか云々の前に男戦士

 

 

敢えて言うと猛虎戦士や!

そこも忘れるな。

 

上司の顔色だけ見て、周りの評価だけ気にして自分のポジション守るためにわがのバッティング見失うなんてな、大人になったらな、

 

ちびるくらい毎日やらなあかんのじゃ!

 

あかんのじゃ、、

 

 

 

あかんのじゃ、、

 

大人になったら嫌でもせんならんことを少年はやるな、、よろしくよ

 

ちなみに四球というのは奥が深い。

打って出ずに出塁する。ではシングルヒットと同じ価値かというとそうではない。

OPSという現代野球で「打撃の良さ」を見る際に、最もよく使われる指標では四球の価値は単打の1/2だ。簡単に言うと出塁・長打を組み合わせてどれだけ得点機会を作れたかを数字にしたものだ。この四球の価値の低さは「得点機会を展開する可能性の少なさ」に拠る。そして「長打こそ正義」のアメリカンな思想にも拠るのだ。

 

シングルヒットならとりわけランナーがいる場合、自分の1塁進塁以外の価値がそこにあるからだ。そしてOPSという指標は「長打を打つ者こそ価値がある」という思想にやや偏った性質がある。だから、メジャーでは持てはやされるが日本では浸透していない。日本人は日本野球はゴリラみたいに振り回してホームランを打つ選手に「美」や「価値」を見出さない。

 

しかし、君たちがやっているのは少年野球だ。OPSで図るものではないとスコアラーは考えている。「ヒットを打たれることと、四球を選ばれること」実は少年野球では「四球を選ばれること」のほうが投手のダメージはでかい。

「ヒットはいいよ!四球はもったいないよ!」どのチームの指導者もみな言うではないか。つまり、少年野球においては四球の価値はシングルヒット同等と考えることができるのだ。

 

ついでに三振と四球も考えよう。

三振と四球は紙一重だ。とくにカウント3-2の場合。

「アウトをひとつ敵にやるか、シングルヒットを打つのと同様のダメージを与えるか」

ボール数センチで天国と地獄だ。

この差は少年野球では計り知れない。

 

ちなみに「四球の数>三振の数」の選手は

たかよし「四球6、三振2」

ひろき「四球5、三振2」

かずき「四球4、三振3」

あとの選手は

三振=四球か 四球<三振だ。この数字も重要だと思っている。

 

少年野球にとって四球とはなにか。

相鉄沿線に向けて一度考えてみよう。

 

おっさんはお前らが20になったら居酒屋で「四球」だけで6時間飲む自信があるぞ。場所を変えてあと2時間延長もできる。本気出したら「四球」だけで白いご飯3膳はいけるくちだ(本気出したらな)

 

いい勉強になった東京遠征。明日からまた練習やな!